新型コロナウイルス感染症の経済対策として申請受付が行われている特別定額給付金に便乗した詐欺について、和歌山県消費生活センターが注意を呼び掛けています。
定額給付金を巡っては、和歌山県内ではないものの、行政機関などを名乗って申請手続きの案内や手伝いを申し出る電話がかかってきたというケースがあり、具体的には、「国から代理申請業務を委託されている。手数料はかかるが、氏名や住所、電話番号のほか、振込口座を教えてくれれば、できるだけ早く手元に10万円を届ける」という内容でした。
県内でも、実在しない給付金担当課を名乗る人物から家族構成を聞く電話があったという相談が寄せられています。
県消費生活センターでは、給付金の手続きについて、「行政機関などの職員が、住宅を訪問して通帳やキャッシュカードを預かったり、電話やメールなどで暗証番号を聞き出したりすることは絶対にありません」とした上で、「おかしいと思ったときは、対応せず、電話を切り、メールなどは無視して警察や消費生活センターに連絡してほしい」と呼びかけています。
全国共通の消費者ホットラインは、「188(いちはちはち)」「いやや」で、この番号に電話をかけると、最寄りの消費生活センターや消費生活相談窓口につながります。