「梅の日」に当たるきょう(6月)、田辺市の熊野本宮大社で豊作を祈る式典が開かれ、地元の農協などでつくる「紀州梅の会」の会員らが本格的な収穫シーズンの始まりをPRしました。
熊野本宮大社では、参列者らが神前に置かれた樽に南高梅(なんこううめ)を入れ、九鬼家隆(くき・いえたか)宮司が塩を振ってお神酒を注ぐ「梅漬けの儀」が行われました。
漬けた梅は、「紀州梅の会」がいったん持ち帰り、梅干しにした後、改めて奉納するということです。
参列した紀州田辺梅干協同組合の中田吉昭(なかた・よしあき)理事長は、「業界の発展とともに新型コロナウイルスの一日も早い終息を祈った。感染予防と、これからの季節は熱中症予防にも梅の引き合いが増えることを期待している」と話しました。