小学5年生と中学2年生を対象に行われた、今年度(2019年度)の「全国体力・運動能力テスト」の結果が公表され、体力の合計点で、和歌山県は小・中学生の男女とも全国平均を上回り、中学生女子は全国12位と過去最高を記録しました。
ことし(2019年)4月から7月にかけて行われたテストには、県内の小学5年生7669人と中学2年生6740人が参加し、握力や反復横跳び、シャトルランなど8種目の実技と、運動習慣や生活習慣などの質問調査が行われました。
その結果、体力の合計点は小・中学生の男女ともに全国平均を上回り、去年(2018年度)全国44位だった中学生女子は、ことし過去最高となる全国12位となりました。
小学生男子は去年から2年連続で低化しましたが、順位は去年の30位から大きく上がって16位となりました。
小学生女子は去年の28位から15位に、中学生男子は去年の46位から23位といずれも去年より順位を大きく上げました。
一方、小学生ではスピードの指標となる50m走と、瞬発力を見る立ち幅跳びに、中学生は持久走と50m走、立ち幅跳び、それに全身の持久力を見る20mシャトルランが、それぞれ男女とも全国平均を下回っています。
和歌山県教育委員会は「全国に先駆けて行っている体力テストや『紀州っ子かがやきエクササイズ&ダンス』などの取り組みが功を奏した。今後は外遊びやかけっこを奨励するなど、運動する子としない子の二極化の解消に取り組みたい」と話しています。