目の不自由な人や身体に障害のある人に音の出る信号機や教育機器を贈ろうと、和歌山放送が取り組んでいる「ラジオチャリティミュージックソン」の街頭募金活動がきょう(21日)から始まりました。
期間中のメインイベント24時間特別番組を前に、最後の週末となったきょうは、和歌山市と橋本市、それに御坊市にあわせて5か所の街頭募金基地「愛の泉」を設け、和歌山放送の番組パーソナリティのほか、交通安全母の会やボーイスカウト、地元高校生らのボランティアがキャンペーンの趣旨や募金の呼びかけを行いました。
このうち、「オークワロマンシティ御坊店」での募金活動には、御坊市の紀央館高校の生徒6人が参加し、先月(11月)行われた文化祭の模擬店での売上金の一部およそ1万円を寄附しました。また、和歌山放送本社のエントランスでは、兄弟お笑いコンビ「すみたに」が競り人となってチャリティオークションが行われ、全ての売り上げ金が募金に充てられました。
「ラジオチャリティミュージックソン」は、東京のニッポン放送をキーステーションにして1975年にスタートしたチャリティキャンペーンで、「目の不自由な人に、音の出る信号機を」を合言葉に毎年11月から翌年の1月まで3か月間、ラジオを通じて募金を呼びかけています。1986年から参加している和歌山放送はことし(2019年)も、34回目のキャンペーンを展開していて、今月(12月)18日に新宮市に設置したものを含めて、これまでに107基の「音の出る信号機」を贈りました。あす(22日)も県内6か所で募金活動が行われるほか、今月(12月)24日の正午からは24時間の特別番組を放送し、冒頭では、さらにもう1つの「音の出る信号機」が和歌山市内に設置されます。