しまい観音のきょう(18日)和歌山市の紀三井寺(きみいでら)で、厄よけ開運を願う恒例の「大根炊き(だいこだき)」が行われ、参拝者に大根の煮物が振る舞われました。
大根炊きは、きょう午前9時から境内で始まり、参拝者に順次振る舞われました。紀三井寺では19年前から行われていて、調理前に厄除けと開運の祈とうをした地元特産の「布引(ぬのひき)だいこん」を大鍋で煮て、醤油やみりんなどで味付けします。
有田市(ありだし)に住む女性は「ことし(2019年)は健康で無事に過ごせました。来年(2020年)もいい年になって欲しいです」と話していました。
前田泰道(まえだ・たいどう)貫主(かんす)は「来年は紀三井寺の開創1250年を迎える節目で、50年に1度のご本尊のご開帳が行われます。皆さんの健康を願って祈とうした大根を食べてもらうことで、すがすがしい新年を迎えてもらえたら」と話しています。
紀三井寺では、大根炊きが終わると年越しと迎春の装いになります。