2017年度、日本遺産に認定された和歌山市から海南市にかけての「絶景の宝庫 和歌の浦」のうち、和歌浦湾一帯の今後の観光振興について、和歌山県は、漆器の蒔絵(まきえ)やマリンスポーツなどの体験型観光の発信や有名人によるPRなどを促進する考えを示しました。
これは、きょう(13日)開かれた12月定例県議会で、自民党県議団の藤山将材(ふじやま・まさき)議員の一般質問に稲本英介(いなもと・ひでゆき)商工観光労働部長が答弁したものです。
藤山議員は、和歌浦湾を含む和歌山市から海南市にかけての名勝が日本遺産に認定されたことを受け、広域的な観光振興の必要性を指摘し、県の考えをただしました。
これに対し、稲本商工観光労働部長は「これまでにも特設サイトでの発信やグルメマップの配布などを行ってきたが、今後は、漆器の蒔絵やマリンスポーツといった体験型観光の情報を盛り込んだマップを作成したり、有名人などインフルエンサーと呼ばれる人を巻き込んだPRなども促進したい」と述べました。
このほか、きょうの一般質問では、改新クラブの長坂隆司(ながさか・たかし)議員が暴風による大規模停電対策などについて、自民党県議団の北山慎一(きたやま・しんいち)議員がスポーツ指導者の資質向上への取組みなどについて、自民党県議団の吉井和視(よしい・かずみ)議員が有田みかんの農業遺産の取組みなどについて、それぞれ県当局の考えをただしました。
お聞きの和歌山放送では、きょうの県議会・一般質問のもようを、午後9時半から録音ダイジェストでお伝えします。