ミカンのように丸くはなく、先端がいくつにも分かれたかんきつ類の一種、仏手柑の出荷が田辺市の農家で進められています。
仏手柑は、茶席の飾りや生け花教室などで、需要があるといい、東京や京阪神などの市場に年末までに出荷が続きます。
仏の手を思わせる形からこの名前が付いたとされ、大きなもので15センチほどのものです。
果肉がほとんどなく、食用には向きません。田辺市中万呂の37才の栽培農家の男性は、25本ほどの仏手柑を栽培していますが、「今年は実が小ぶりで、摘果作業が不足したかも知れません。」と話していました。