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和歌山県文化表彰の文化賞に医学者の酒井敏行さん(写真付)

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和歌山の文化の向上と発展に特に顕著な業績をあげた人を表彰する、今年度(2019年度)の和歌山県文化表彰が発表され、湯浅町(ゆあさちょう)出身の医学者・酒井敏行(さかい・としゆき)さん66歳が文化賞に選ばれました。

文化賞を受賞する酒井敏行さん(写真提供・和歌山県)

1964年度(昭和39年度)に始まり、今回で56回目となる県・文化表彰の文化賞に選ばれた酒井敏行さんは1953年(昭和28年)に湯浅町で生まれ、県立耐久(たいきゅう)高校在学中に、弟を骨肉腫で亡くしたことをきっかけにがん患者を救うことを目指し、京都府立医科大学や大学院、ハーバード大学でがんの発生するメカニズムを研究します。

その後、悪性黒色腫・メラノーマをはじめ、肺がんや甲状腺がんなどの治療薬となった「トラメチニブ」を開発するなど国際的に高い評価を受け、ことし(2019年)紫綬褒章を受章しました。

県・文化功労賞には、和歌山市出身の作曲家で「紀州うた拍子」や「愛のうた 恋のうた」など様々な合唱曲を作曲し、神戸女学院大学の音楽学部長などを務めた石黒晶(いしぐろ・さやか)さん65歳、明治大学名誉教授で国際熊野学会顧問を務め「熊野比丘尼(くまのびくに)」などの研究に尽力している東京都台東区(たいとうく)出身の林雅彦(はやし・まさひこ)さん75歳、大阪府立大学と関西大学の名誉教授で2003年に発表した「阪神優勝の経済効果」をきっかけに日本のあらゆる社会現象やイベントなどの経済効果を発信している、和歌山市出身の宮本勝浩(みやもと・かつひろ)さん74歳の3人が受賞します。

そして、県・文化奨励賞(しょうれいしょう)には、和歌山市出身で画家の小柳裕(こやなぎ・ゆたか)さん42歳が選ばれました。

県・文化表彰の表彰式は、来年(2020年)1月24日の午後2時から、和歌山県庁の正庁で開かれます。


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