和歌山県と青少年交流を続けているブルネイ・ダルサラーム国の高校生の一行が、きょう(2日)午後、和歌山県庁を訪れ、かつてブルネイ大使を務めた仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事を表敬訪問しました。
訪れたのは、ブルネイにあるヤヤサン高校のロウェナ・ラム・メイ・リン教諭をはじめ、男女6人の生徒らによる青少年団です。ブルネイはイスラム文化を持ち、石油や天然ガスを日本に輸出する重要な交易国で、仁坂知事がかつてブルネイ大使を務めていたことが縁となり、2008年度から和歌山県と異文化交流を行っています。
一行は仁坂知事と歓談し、ブルネイのコインや民族音楽に乗せた踊りなどをプレゼントしたほか、仁坂知事からは根来塗(ねごろぬり)のグラスや、紀州手まりなどがプレゼントされました。
仁坂知事は「知事になってからは多忙で1回しかブルネイに行けていないが、いつかまた訪れてみたい」と話していました。
青少年団は今月(12月)5日まで県内に滞在し、県内の企業や広川町(ひろがわちょう)の「稲むらの火の館」などを訪れる予定です。