和歌山市に本社を置くコンピューター横編み機システム大手の株式会社島精機製作所が、和歌山県の森林保護事業「企業の森」に参加し、かつらぎ町の山林で活動を行うことになりました。
島精機製作所は、かつらぎ町下天野(しもあまの)にある民有林1・91ヘクタールを「シマセイキ 天野の里山」と名付けて、地元の森林組合の協力を得ながら、植樹や下草刈りなどの保全活動を行うことになったものです。
きょう(2日)昼前、県庁の知事室で行われた協定書の調印式には、仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事と、島精機製作所の島三博(しま・みつひろ)社長、それにかつらぎ町の中阪雅則(なかさか・まさのり)町長が出席し、協定書にそれぞれ署名しました。
仁坂知事と中阪町長が歓迎のあいさつをしたのに続き、島社長は「ニット横編み機での地域貢献に加え、これからは和歌山の企業として環境保全の面でも力になりたい」と抱負を述べました。
島精機の活動期間は10年間で、これで、企業の森に参加したのは83団体、活動地は県内95か所となります。