和歌山市のニット横編み機大手・株式会社島精機製作所は、台風19号の被災地を支援するため、きょう(28日)日本赤十字社和歌山県支部に義援金およそ90万円を寄贈しました。
島精機製作所は、先月(10月)伊豆半島に上陸し、関東甲信や東北に記録的な豪雨をもたらした台風19号の被災地を支援しようと、社員や関連企業などに募金を呼びかけ、1か月でおよそ90万円が集まりました。
きょう午後、和歌山市吹上(ふきあげ)の日赤和歌山県支部に島精機製作所の今井博文(いまい・ひろふみ)執行役員が訪れ、髙瀨一郎(たかせ・いちろう)事務局長に義援金の目録を手渡しました。
今井執行役員は「東北地方は日本のニットの主力産地で、我が社の拠点は福島県にあり、被災直後から社員や関連企業に協力を呼びかけた。一日も早い復興につなげてもらえたら」と話しています。
日赤和歌山県支部の髙瀨事務局長は「被災者をいち早く救済することが大切だ」とお礼を述べました。
寄せられた義援金は、日赤本部を通じて被災地に配分されるということです。