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和歌山市総合教育会議で新市民図書館の利用率向上に多数の意見。

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来年(2020年)春、オープンする新しい和歌山市民図書館の利用率をアップしようと和歌山市は、子どもを対象にした絵本の読み聞かせなどをして幼少期から子どもに本に親しむ生活習慣を身に付けてもらう取り組みを行います。

これはきょう(26日)開かれた和歌山市総合教育会議で尾花正啓市長や教育委員会幹部らが明らかにしました。

和歌山県は3年前に行われた総務省の全国社会生活基本調査で読書を趣味にしている人の割合が全国都道府県で最も低く、和歌山市民図書館の市民1人当たりの本の貸し出し数は2・2冊で全国の中核市の平均5.1冊におよんでいません。

市では市民図書館の利用が特定の市民に偏る傾向が高いとして、新しくオープンする図書館での利用率とリピート率のアップに知恵を絞っています。

新しい図書館は朝9時から夜9時まで年中無休で開館し、利用しやすい配列や、喫茶コーナーを設けるなど市民に本に親しんでもらえる環境を作りたいとしています。また学校の図書館との連携を深めたい考えです。

また子どもの読書習慣を身に付けることが人格形成や学力向上にもつながるとして新しい図書館では4階に子どものフロアーを設け、絵本の読み聞かせや遊び場を設けるなどして小さい頃から本に囲まれた環境を体験してもらうことにしています。

きょう(26日)開かれた総合教育会議でも、図書館の利用率アップや繰り返し利用してもらう方法、市民に読書習慣を身に付けてもらう取り組みの重要性などについて委員から多くの意見が寄せられました。

 

 


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