和歌山市を拠点にスーパーマーケットを展開する株式会社松源(まつげん)は、徳島市を拠点に全国で軽トラックによる移動販売事業を展開する株式会社とくし丸と連携して、和歌山市北部と岩出市の一部で移動スーパー事業を展開することになり、きょう(21日)松源本社前で出発式が行われました。
これは、いわゆる買い物難民対策や、地域の見守り支援の一環として始められたもので、和歌山市田屋(たや)の松源和歌山インター店を拠点に、冷蔵・冷凍装置を備えた軽トラックに生鮮食品やパン、調味料など、およそ400アイテム・1200品を載せて、和歌山市北部と岩出市の一部の地域を3つのコースに分けて、週2回のペースで巡回し、それぞれの地区のあわせて200世帯に商品を販売します。
出発式で、松源の桑原太郎(くわはら・たろう)社長と、とくし丸の住友達也(すみとも・たつや)社長らがテープカットでサービス開始を祝いました。
松源の桑原社長は「高齢化で買い物に来たくても来られない人に松源の商品をしっかり届けたい。今後、エリアを拡大したい」と話しています。
とくし丸の住友社長は「買い物の楽しみを高齢者にも提供するとともに、地域の御用聞きとしても貢献できる」と話しています。
松源では、来年(2020年)2月には和歌山市の西浜店でも始め、3年後には39店舗を拠点にした移動販売を展開したい考えです。