国税庁が主催する今年度(2019年度)の「税に関する高校生の作文」で優秀な成績を収めた高校生に対する表彰式が、きのう(11/18)、和歌山市の和歌山税務署で行われました。
「税に関する高校生の作文」は、作文を通して高校生に税への関心を高めてもらおうと、国税庁が毎年、作品を募集しているものです。
今年度は全国から21万4000点あまりが寄せられ、和歌山県内での審査を経て、県立桐蔭高校1年、中山結夢(なかやま・ゆめ)さんの「税金の本質を考える」が「国土庁長官賞」を、県立海南高校1年の榎本翠(えのもと・みどり)さんが書いた「税にのせる気持ち」が、「公益財団法人・納税協会連合会会長賞」を受賞しました。
このうち、きのうの表彰式は、和歌山税務署が管轄する和歌山市の高校生を対象に行われ、中山さんをはじめ、和歌山県知事賞を受賞した和歌山市立和歌山高校1年の山本沙季(やまもと・さき)さんや、県租税教育推進連絡協議会会長賞を受賞した県立桐蔭高校1年の勝井悠人(かつい・ゆうと)さんら20人が受賞しました。
国税庁長官賞を受賞した中山さんの作文では、消費税が10%に引き上げられる中、増税のメリットは何かを考え、末期がんの祖父を介護するため、税金で訪問介護サービスを受けることができた経験を振り返りました。
中山さんは、「まさかこんな賞をもらえると思わなかったので、驚いていますが、うれしいです。将来きちんと納税し社会を支えていきたいです」と話していました。
きのうの表彰式では、主席した19人が、1人ずつ表彰状を受け取り、記念写真に収まっていました。