新宮市と那智勝浦町を結ぶ自動車専用道路を走る「天空(てんくう)ハーフマラソン大会」が、きょう(17日)開催され、およそ2千人が健脚を競いました。
この大会は、紀伊半島大水害からの地域の復興をアピールしようと、災害翌年の2012年に始まり、今年第8回を迎え、ハーフマラソン、10キロ、3キロの3部門で実施されました。
きょうの新宮市は、朝からよく晴れて暖かく、昼には20度を越えて、ランナーにとっては、暑いほどの陽気となりました。
ハーフマラソンは、和歌山市の竹中俊樹(たけなか・としき)さんが1時間9分46秒で制しました。10キロの部に参加した大阪・岸和田市の72才の主婦は「コースはとても良かった。最後は必死になって走った」と汗を拭っていました。
新宮市の田岡実千年(たおか・みちとし)市長は、「毎年全国から大勢の人が来てくれる。災害復興の祈念で始まり、地域活性化のイベントとして定着している」と話しました。
開通記念などではないにもかかわらず、自動車専用道路を通行止めにして開催され、ランナーらは、普段は立ち入れない道路を駈け、高架橋から雄大な山々や美しい海などの景色も楽しんでいました。