年明け、紀三井寺(きみいでら)の参道の急な階段を老若男女が駈けあがって健脚を競う「速駈詣り(はやがけまいり)」が、来年(2020年)1月13日に開かれます。
速駈詣りは、和歌山市が拠点のランナーズサークル「汗濁大学(あせだくだいがく)アスリートクラブ」と紀三井寺が2018年から毎年主催しているもので、今回で3回目となります。
紀三井寺の本堂に繋がる231段の「結縁坂(けちえんざか)」は、商売繁盛や良縁成就が叶う縁起の良い坂とされていて、参道の入り口の楼門(ろうもん)から六角堂(ろっかくどう)にかけて一直線に上がっていく急な階段は、学校の部活や市民のトレーニングの場としても広く親しまれています。
速駈詣りでは階段を上りきる速さを1人ずつ計測し、参加者には御朱印とタイムが記入された記録証が贈られるほか、タイムが最も速かった男女は、それぞれ「福結び速駈王(はやがけおう)」と「福結び速駈姫(はやがけひめ)」として、来年の紀三井寺の年中行事に招待されます。
第3回速駈詣りは、来年1月13日の午前9時にスタートします。
参加の申し込みはインターネットサイトの「スポーツエントリー」で来月(12月)20日まで受け付けていて、参加費は1人1000円、定員は150人となっています。