大阪市の建築主から依頼された倉庫の建築確認検査が完了したといううその書類を建築主に渡したとして和歌山県警などの合同捜査本部は、きょう(11日)一級建築士の男を逮捕しました。
捕まったのは住所不定で一級建築士の元山清平容疑者45才です。
警察の調べによりますと、元山容疑者は去年(2018年)8月30日ごろ、大阪市の40代の男性から依頼された倉庫の建築確認申請手続きで、うその確認済証を男性に渡した疑いが持たれています。
調べに対し、元山容疑者は、「仕事のミスで資金繰りに追われ、手続きが間に合わなくなった」と容疑を認めているということです。
元山容疑者については嘘の確認済証が使われたという被害の相談が他にも大阪や和歌山県内でも少なくとも1件づつあり、警察が関連を調べています。