きのう(11/09)開幕した「ねんりんピック紀の国わかやま2019」は、きょう(11/10)からスポーツと文化の交流大会が始まり、和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場では、およそ800人が参加してゲートボールが行われました。
ゲートボールは、1チーム5人の対抗戦で、直径7・5センチのボールをスティックで打ち、3つのゲートをくぐらせ、ゴールポールに当てると得点できます。途中、相手や味方のボールに当てるとそのボールを自由に打って移動させることができ、チーム内の連携や作戦が、勝利に大きく関わります。
きょうは、午前10時からゲートボールの予選リーグが始まり、紀三井寺公園陸上競技場と補助競技場に造られた18面のコートで、43都道府県と17の政令指定都市から参加した141チーム798人の選手が、日頃の練習の成果を披露していました。
和歌山県から出場したのは、県内予選を勝ち抜いた6チームで、このうち、チーム「美浜煙樹」は、きょう行われた2試合とも勝ってあすの予選リーグ最終戦にのぞむことになりました。
チームのキャプテンを務める山崎敏夫(やまざき・としお)さん65歳は、「目標が予選通過なので、2つ勝ててうれしいです。またあしたもがんばります」と話し、「ゲートボールは、次に打つ仲間がヒーローになれるよう打ちやすい環境をつくるスポーツ。ラグビーと同じワンチームですね」とその魅力を語っていました。
また、栃木県鹿沼(かぬま)市から参加したチーム「するすみ」のキャプテン、石川正明(いしかわ・まさあき)さん76歳は、「和歌山県は、とてもよいところで、住んでみたくなりました。時間があれば友ヶ島に行ってみたいと思っていますが、その前に、いま1勝1敗なので、あす勝ってなんとか決勝リーグに進みたい」と意気込んでいました。
「ねんりんピック紀の国わかやま2019」のゲートボール競技は、あすも予選リーグの残り試合が行われ、36チームが出場する決勝トーナメントを経て午後4時から表彰式が予定されています。
「ねんりんピック紀の国わかやま2019」は、主にきょうとあすの2日間、県内21の市と町で30の交流大会が行われ、あさって12日に県民文化会館で総合閉会式が開かれます。