岩出市内の病院で、きょう(10日)、「健康教室」が開かれ、およそ150人が、糖尿病検査の重要性や視力維持の方法ついての講演を聞きました。
これは、岩出市の医療法人彌栄会(やえいかい)が、市民に健康を考える日にしてもらおうと11月14日の世界糖尿病デーにあわせ、毎年開いているもので、今年で17回めです。
健康教室は、午前9時20分から、岩出市中迫(なかぶさ)の「やよいメディカルクリニック」で行われ、坂頭節哉(さかがしら・せつや)院長が、「健康な糖尿病を目で見る」と題して講演し、血糖値の基礎知識や最新の測定方法、それに、新しい治療法について話しました。
また、近くで眼科医を開業する大谷篤史(おおたに・あつし)医師は「“より良い視力“を維持するために」をテーマに特別講演し、見え方の仕組みや白内障(はくないしょう)、黄斑(おうはん)疾患、緑内障(りょくないしょう)など失明につながる目の病気の治療法について分かりやすく話しました。この中で、大谷医師は、「良い視力を維持するのためには、病気の早期発見、早期治療、積極的な治療が重要。自覚症状があれば、早めに眼科の受診を」と強調し、また「定期的な検診も有効です」と話しました。
会場では、健康チェックコーナーが設けられ、血糖値のほか、血管年齢や骨密度の測定など、参加者は、積極的に自身の健康状態をチェックしていました。
ほぼ毎回参加しているという和歌山市の江川博之(えかわ・ひろゆき)さんは「糖尿病なので参加しました。話にあった器具を使っているので、その効果もわかり、参考になりました。これからも健康に気をつけて過ごしたいです」と話していました。