新宮市にある国の史跡、新宮城跡に、時代衣装の人たちが入る「入城ウォーク」がきょう(10日)、行われました。
これは、水野(みずの)家が新宮城に入って400年になるのを記念して行われたもので、ゆかりの人たち、およそ30人が、石垣が残る新宮城に入り、観客らを楽しませました。
紀州藩新宮領は、1600年に浅野(あさの)家が領主となりましたが、1619年に浅野家が、今の広島・三原(みはら)市へ移ったあと、水野家が入り、10代にわたって統治しました。また、浅野家との縁で交流がある三原市との姉妹都市提携の調印式も新宮市役所で行われました。
入城ウォークに参加した東京在住の水野宗家20代当主、勝之(かつゆき)さん75歳は「先祖も喜んでいると思う。これを機会に、ゆかりの町の交流が深まればうれしい」と話していました。
記念イベントは、きょうまでの2日間開催され、きのうは、三原市の天満祥典(てんま・よしのり)市長らによるパネルディスカッションも行われました。