関西広域連合委員会が、きょう(31日)岩出市根来(ねごろ)の旧・和歌山県議会議事堂で開かれ、国の新年度予算編成に対する広域連合の要望や提言などが話し合われました。
きょうは、広域連合長で兵庫県の井戸敏三(いど・としぞう)知事と、副広域連合長で和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事をはじめ、滋賀県の三日月大造(みかつき・たいぞう)知事や京都府の西脇隆俊(にしわき・たかとし)知事、それに奈良県の荒井正吾(あらい・しょうご)知事など、加盟する各府県や政令指定都市の代表が出席しました。
委員会では、国の新年度予算編成に対する要望や提言について話し合われ、首都圏が災害などの有事の際に関西が首都の中枢機能をバックアップするための、国全体のBCP・事業継続計画の策定や法律の整備などを行うことや、2025年の大阪・関西万博開催までに関西圏域の高速道路ネットワークを整備するよう要望することなどを確認しました。
会場となった旧・県議会議事堂は、1896年(明治29年)に建てられた国内に唯一残る木造建築の議事堂で、おととし(2017年)には国の重要文化財に指定されています。
議場には地元・岩出市の中芝正幸(なかしば・まさゆき)市長が育てた松の盆栽と鉢植えのキイジョウロウホトトギスの花がそれぞれ飾られ、委員会の冒頭、仁坂知事が出席者に説明しました。