犯罪や非行からの立ち直りや社会復帰を支援する更生保護制度の施行70周年を記念する大会が、きょう(29日)午後、和歌山市民会館・小ホールで開かれました。
これは、和歌山県内の保護司会連合会や更生保護団体などが、更生保護制度施行70周年を記念して、犯罪や非行に陥った人の立ち直りや社会復帰を促進し、明るい地域づくりへの思いを新たにしようと開いたものです。
午後2時から開かれた式典では、はじめに天皇陛下からのおことばが朗読され「70年にわたる伝統を引き継ぐとともに、皆さんが力を合わせて更生保護制度の一層の充実を図り明るい地域社会の実現を願っています」というメッセージが伝えられました。
続いて、大会会長で県・保護司会連合会の小西健之(こにし・たけのぶ)会長が式辞を述べ「おととし(2017年)の12月に策定された再犯防止推進計画を着実に実施するためには、国・地方・公共団体・民間が一体となって、犯罪や非行をした人の立ち直りをいっそう強力に推進することが重要だ」と訴えました。
きょうの大会では、更生保護関連の法務大臣表彰の伝達や和歌山県知事感謝状の贈呈などが行われたほか、「社会を明るくする大使」で和歌山市出身の落語家・桂枝曾丸(かつら・しそまる)さんによる和歌山弁落語をベースにした講演「育て方・育てられ方」なども行われました。