湯浅町(ゆあさちょう)にある県立耐久(たいきゅう)高校定時制の生徒たちが、きょう(29日)和歌山市のホテル・アバローム紀の国で開かれた「ロハスフェア」に初めて出店し、オリジナルのしらす丼を販売しました。
これは、耐久高校定時制の特別活動の一環として企画されたもので、3年生4人と2年生2人のあわせて6人の生徒が湯浅特産のしらすを使ったしらす丼を考え、試食を重ねてきょうの出店にこぎ着けました。
オリジナルのしらす丼には、ご飯に釜揚げしらすときざみのり、梅干しのほか、隠し味として刻んだ高菜漬けがトッピングされ、湯浅産の醤油とかけ醤油の味付けが選べるようになっていて、1杯400円で販売されました。生徒たちは売り声をあげたり、盛りつけをしたりしながら、ロハスフェアの来場客に自分たちのしらす丼をPRしていました。
生徒たちの様子を見守った耐久高校の笹井晋吾(ささい・しんご)校長は「生徒たちの自己実現をしたいという思いが、地元の食材をPRするしらす丼販売につながった」と話していました。
きょうのロハスフェアには県立和歌山商業高校や神島(かしま)高校、和歌山ろう学校なども参加し、農産物やお菓子、工芸作品などを販売しました。