再来年・2021年に和歌山県で初めて開かれる国民文化祭「紀の国わかやま文化祭2021」の機運を盛り上げる「盛り上げ隊」の発足式が、きょう(25日)和歌山県庁で開かれました。
国民文化祭は、国民の文化や芸術、美術の発展と交流の促進を図ろうと、文化庁と都道府県などが1986年から毎年全国持ち回りで開催する祭典で、36回目となる2021年には和歌山県で初めて開かれます。
県では、国民文化祭とともに、同時に開催される全国障害者芸術・文化祭の機運を高めようと、県内の文化・芸術団体と市や町の文化協会あわせて49団体を「盛り上げ隊」に委嘱し、きょう、県庁で仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事が委嘱状とはっぴを贈呈しました。
委嘱後、仁坂知事は「国民文化祭と障害者芸術・文化祭を盛り上げ隊の皆さんにしっかりPRして欲しい」と呼びかけました。
これに対し、県・民謡連合会の藤原真千子(ふじわら・まちこ)さんと、きのかわ支援学校OBチームの石井勝式(いしい・かつのり)さんが「地域や世代を超えて県民総参加の文化祭を盛り上げるために、私たちが精一杯頑張ります」と決意を述べました。
国民文化祭盛り上げ隊は、来月(11月)2日から海南市で開かれる「紀州漆器まつり」や来月9日から和歌山城で開かれる「まちなかキャンドルイルミネーション・竹燈夜(たけとうや)」など、県内各地のイベント会場などでPRを行います。