和歌山県の沖合で保護され、両方の前足に人工のひれを着けて飼育されていた神戸市の水族館のアカウミガメが死んだことがわかりました。
このアカウミガメは神戸市立須磨(すま)海浜水族園で飼育されていたメスの「悠(ゆう)ちゃん」です。悠ちゃんは、2008年、和歌山県の沖合で保護されましたが、サメに襲われたとみられ、両方の前足の一部を失っていたため、新たに開発された人工のひれを着けていました。
水族園のホームページによりますと、悠ちゃんは先月(9月)中旬から健康状態が悪くなり、26日に死んだということです。水族園では、来月(11月)3日まで、園内に献花台を設けることにしています。