新宮市と三重県との境を流れる熊野川できょう(16日)世界遺産熊野速玉大社の神事「御船祭」が行われました。
早船競漕では、9隻の木造船に乗った若者らが、上半身裸の勇ましい姿でかいを漕ぎ、観客から声援が送られていました。
御船祭は、ご神体を乗せた神幸船(しんこうせん)が熊野川の河原にある御旅所へ渡神事です。
早船競漕は、神幸船を案内する船が速さを競ったのが始まりとされ、
大社の上流にある御船島を3周するおよそ2キロのコースで行われました。
三重県伊勢市から訪れた79歳の男性は、「勇壮だった。真剣勝負の迫力が伝わってきた」と話していました。