ラグビーのワールドカップ日本大会で、上富田町(かみとんだちょう)でキャンプを行い予選プールで敗退したアフリカ代表のナミビアチームに対し、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は「よく頑張ったと思う。強い相手と当たる機会が多く、台風１９号で釜石でのカナダ戦も中止になってしまったが、滞在地の地元と積極的に交流してくれた。上富田町をはじめ、多くの人々の良い思い出を作ってくれた」と高く評価しました。
ナミビアチームに敬意を表した仁坂知事（１０月１５日・和歌山県庁）
ワールドカップに６大会連続６度目の出場を果たしたナミビアチームは先月（９月）来日し、公認キャンプ地の上富田町で練習したほか、地元の高校生や町民らと交流を深めました。
日本大会では予選プールＢで、イタリア、南アフリカ、ニュージーランドといった世界の強豪に３連敗を喫し、おととい（１３日）岩手県釜石市の鵜住居(うのすまい)復興スタジアムで行われる予定だったカナダとの試合は台風１９号の影響で中止となり、予選４位で敗退が決まりました。
ナミビアチームは滞在先の岩手県宮古市(みやこし)で地元住民との交流会を呼びかけ、釜石市で台風の後片付けを手伝った対戦相手のカナダチームとともに、地元への感謝の行動に賞賛の声が集まりました。
仁坂知事は「カナダチームと共に積極的に地元の人々と交流してくれた。上富田町をはじめ多くの人々の良い思い出を作ってくれた」とナミビアチームに敬意を表しました。