マダニが感染源となる日本紅斑熱の患者が今年(2019年)も県内で増加傾向にあり、和歌山市では今月に入って4人が発症しているため注意を呼びかけています。
和歌山市によりますと和歌山市では今年に入って7件の患者が報告されていて、4人が今月に入って感染しています。日本紅斑熱は、ウイルスや細菌を保有しているマダニに刺され2日から8日後に高熱や発疹が出たり、刺された部分が赤く腫れ上がることなどが特徴で重症の場合には死亡することもある疾患です。
市では、マダニは木の葉や草むらの土の表面に生息していることが多く屋外での感染が多いため、野山などマダニが多く生息する場所に行く時には長袖の服や長ズボンをはくなどして肌の露出を減らすことや、地面に衣服やタオルを置かないようにするなどマダニに咬まれない工夫が必要だとしています。
また体調に変化がある場合にはすぐに医療機関を受診するよう市民に呼びかけています。