和歌山市の智辯(ちべん)学園和歌山小学校の4年生とオーストラリアの高校生が、きょう(9日)学校で交流を深めました。
訪れたのは、智辯学園和歌山高校と交換留学をしている、オーストラリア・シドニー市のセント・キャサリン・ハイスクールの生徒14人と校長と引率教諭2人の16人です。
智辯和歌山小学校では、2002年の開校以来、毎年6年生がオーストラリアへ修学旅行に行っていて、今回、セント・キャサリン・ハイスクールの交換留学生が和歌山に訪れるのにあわせて、再来年、修学旅行に行くことになる4年生にオーストラリアの知識をより深めてもらおうと、初めて交流会を企画したものです。
きょう午前、智辯和歌山小学校を訪れたセント・キャサリン・ハイスクールの一行は、4年生およそ80人の児童から「ウェルカム・トゥ・ワカヤマ」と元気一杯の英語のあいさつを受けたほか、児童らによるバトントワリングや少林寺拳法、合気道、柔道の実演に拍手を送りました。
女子生徒は「あなたたちのパフォーマンスはとても楽しかったです」と日本語でお礼を述べ、全員で記念撮影を行いました。
このあと一行は、学校近くの田んぼで収穫された新米で作ったおむすびを児童らと一緒に味わいました。
智辯和歌山小学校の渡瀬金次郎(わたせ・きんじろう)校長は「小学校の時からこのような経験をすることで、将来、国際人として、社会で役立つ人になってくれることを願っています」と話しています。