親の病気や経済的な理由、虐待など、さまざまな事情により、自分の家庭で保護者と生活できない子どもを家庭に迎え入れて育てる「里親」の制度を知ってもらおうと、きょう(5日)和歌山市で街頭啓発活動が行われました。
これは、今月(10月)の里親月間にあわせて和歌山県と和歌山市、それに和歌山市里親会がはじめて合同で行ったものです。
きょう午後、和歌山市新生町にあるイズミヤ和歌山店前で行われた啓発活動では、県と市の職員、それに和歌山市里親会のメンバーが、里親制度について書かれたリーフレットなどを買い物客らに配って理解を呼びかけました。
県・子ども未来課の坂口まゆみ主査は「県内で里親登録している家庭は129世帯ありますが、乳児院や児童養護施設などで暮らしている子どももたくさんいます。子どもたちが少しでも家庭に近い環境で暮らせるよう、多くの人に里親制度への理解を深めてもらいたい」と話していました。
ところで里親月間の今月、和歌山市では、里親講座・里親相談会「里親のいろは~里親を知ろう」が開催されます。
今月(10月)26日に和歌山市のイオンモール和歌山3階「イオンホール」で、今月31日には和歌山市役所東庁舎3階で、それぞれ行われ、時間はいずれも午後1時半から3時半まで、参加は無料です。イベントは2部制で、前半は、児童相談所の職員による里親制度の説明や、里親本人による体験談が聞ける講座、後半は、希望者のみの個別相談会です。参加を希望する場合は、前日までに和歌山市里親会の事務局へ申し込みが必要です。電話番号は、073―480―1043です。
詳しくは⇒こちら☆(和歌山市ホームページ)