御坊(ごぼう)・日高地方のトップを切って、あす(10月1日)から印南町(いなみちょう)で「印南祭(いなみまつり)」が行われます。
印南祭は、印南八幡神社と山口(やまぐち)八幡神社の2つの神社の祭礼の総称で、印南町と御坊市名田町(なだちょう)から氏子組(うじこぐみ)が参加します。
あすの宵宮(よいみや)では、氏子が祭礼道具の笠(かさ)や矛(ほこ)を揃える「笠揃え」のほか、浜辺などでは「奴(やっこ)踊り」や獅子舞の奉納などが行われます。
あさって(2日)の本宮(ほんみや)では、氏子組が朝から印南港に幟(のぼり)や御輿(みこし)を持って集まり、ぶつかり合いを繰り広げるほか、町内中心部の印定寺(いんじょうじ)などで踊りを奉納します。
そして正午ごろに山口八幡、午後3時ごろには印南八幡の各氏子組が印南川(いなみがわ)の河口でのぼりや御輿を担いで川を渡る「川渡御(かわとぎょ)」が行われ、祭は最高潮を迎えます。
印南祭が終わると、来月(10月)4日と5日に御坊市で小竹(しの)八幡神社の例大祭「御坊祭(ごぼうまつり)」が、13日には顔を白く塗った「鈴振り(すずぶり)」と呼ばれる男性が「笑え、笑え」と高らかな声を上げて練り歩く、日高川町(ひだかがわちょう)の丹生(にう)神社の例大祭・通称「笑祭り(わらいまつり)」が行われるなど様々な祭りが予定されていて、紀州路に本格的な秋の訪れを告げます。