和歌山市にある日本(にっぽん)製鉄和歌山製鉄所の構内から錆びた鉄粉が周辺地域に飛び散った問題について、発生源が製鉄所の構内にある和歌山共同火力株式会社の3号発電設備だったことがわかりました。
これは、きょう(26日)和歌山共同火力が明らかにしたものです
日本製鉄によりますと、ことし(2019年)6月26日ごろ、和歌山製鉄所構内にある発電施設の煙突から、錆びた鉄粉が北西におよそ2・5キロの範囲に飛び散ったとみられています。これにより、近隣の自動車のボンネットに鉄粉が付着したなどとして、およそ2千件の問い合わせがありました。
和歌山共同火力によりますと、当時、製鉄所構内にある3号発電設備で定期検査完了後の試運転が行われていて、ここが錆びた鉄粉の発生源と判明したということで「今後、このような事態を発生させないよう、さらに詳しく点検と検討を進める」と話し、錆びた鉄粉が飛び散ったメカニズムや再発防止策を後日発表する方針です。
日本製鉄によりますと、鉄粉は建物の構造部材に使われるもので、人体に影響はないということです。清掃の費用は全額負担するということです。