和歌山県私立学校振興大会が、きのう(25日)午後、和歌山市の県民文化会館・小ホールで開かれました。
この大会は、県内の私立の幼稚園や小・中・高校で行われる教育の発展を目指すために毎年開かれているもので、53回目のことし(2019年)は、教職員や保護者らおよそ300人が参加して開かれました。
はじめに、県・私立学校連合会会長で学校法人智辯学園の藤田清司(ふじた・きよし)理事長があいさつし「AIやIoTなどの最新技術の発展が著しいなか、我々はそのような技術や機械に使われるような人間ではなく、逆に使いこなしてイノベーションを起こす人材教育に力を入れていく」と述べました。
続いて、来賓で和歌山県の仁坂吉伸(にさかよしのぶ)知事と藤田会長が、それぞれ教育活動の功労者に感謝状や表彰状を授与したほか、教育基本法に沿った教育の振興や、技術革新の急速な進歩に応じて専修学校や各種学校の教育施設の改善や充実を求めていくことなどをうたった大会決議を採択しました。
このあと、智辯学園和歌山高校の高嶋仁(たかしま・ひとし)名誉監督が、「育てつつ・育てられ」人を育てると題して記念講演を行いました。