公益社団法人・大日本農会(だいにほんのうかい)が主催する、今年度(2015年度)の農事功労者表彰に、和歌山県からは2人が選ばれました。
この表彰は、1894年(明治27年)から行われていて、全国各地で農業の新しい技術や経営の改善に取組み、地域のリーダーとして活躍した人に贈られています。
緑白綬有功章(りょくはくじゅ・ゆうこうしょう)に選ばれた和歌山市の農業、山口善文(やまぐち・よしふみ)さん68歳は、花壇苗の生産にいち早く着目し、生産農家らによる「和歌山県花壇苗研究会」を組織し、新しい技術の導入や販売対策などに取組み、業界の活性化に寄与しました。
紫白綬有功章(しはくじゅ・ゆうこうしょう)に選ばれた有田市(ありだし)の秋竹新吾(あきたけ・しんご)さん71歳は、株式会社早和(そうわ)果樹園の社長として、みかんジュースの生産と加工の6次産業化を積極的に進め、有田(ありだ)みかんのブランド力向上に尽力したほか、傾斜地での栽培の省力化や中山間地域の雇用促進にも貢献しました。
秋竹さんは2004年(平成16年)に緑白綬有功章(りょくはくじゅ・ゆうこうしょう)を受章しています。
表彰式は、今月(11月)17日に東京で行われ、大日本農会総裁の秋篠宮殿下から表彰されます。