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福祉現場で起こりうる急変への対処を学ぶ研修会(写真付)

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福祉や介護の現場で起こりうる高齢者の体調の急変への対処を学ぶ研修会が、きょう(16日)和歌山市手平(てびら)の和歌山ビッグ愛で開かれました。

きょうの研修会のもよう(1月16日・和歌山ビッグ愛)

これは、和歌山県社会福祉協議会などが県内の福祉施設で働くスタッフに向けて毎年開いているもので、今回は36人が参加しました。

午前中は、県立医科大学附属病院の救急看護認定看護師・高野裕子(たかの・ゆうこ)さんが、デイサービスなどの福祉現場で起こりうる高齢者の急変の対処方法について講義しました。

高野さんは、実例を紹介しながら、高齢者が環境変化に適応する能力が低下し、脱水や下痢、低血糖、高血圧といった身体症状を起こしやすいことや、複数の病気や症状を持っていること、自覚症状が乏しいことなどを説明しました。

その上で高野さんは、血圧や心拍数、食事やトイレなど普段の正常な様子をしっかり観察し、急変が発症したり、いつもと違う兆候が少しでも感じられたら、速やかに医療従事者に相談したり、救急車を呼んだりするなど的確な決断をするよう求めました。

午後は、和歌山市消防局の職員が講師となり、人工呼吸や心臓マッサージ、止血法、AED・自動体外式除細動器の使い方などを説明し、参加者が実演しながら応急対処の方法を学びました。


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