立憲民主党和歌山県連の設立後初めてとなる「キックオフ集会」が、きょう(14日)和歌山市北出島(きたでじま)のプラザホープで開かれ、党本部の枝野幸男(えだの・ゆきお)代表が演説を行いました。
立憲民主党県連は、先月(12月)全国で38番目の地方組織として、代表に田辺市選出の谷口和樹(たにぐち・かずき)県議会議員、幹事長に山本忠相(やまもと・ただすけ)和歌山市議会議員の2人体制で発足しました。
きょう開かれたキックオフ集会では、枝野代表が参加者に改めて立憲民主党の掲げる政治姿勢を説明し「安倍政権は数の力で権力を勝手に動かして同調圧力を生み、憲法に従った政治をしていない。政治が国民から離れている状況を和歌山県からも変えていく。競争をあおり自己責任を強調する社会から、違いを認め合い豊かさを分かち合う社会へ」と訴えました。
また、この夏の参議院選挙に臨む姿勢について枝野代表は「和歌山を含む多くの1人区で自民党との一騎打ちに持ち込みたい」と述べた上で、野党共闘については「党と党の意見が違うことを飲み込んだ上で、選挙区は安倍政権への是非を問う構図に持ち込み、比例区はそれぞれの政党への支持を求める方がわかりやすい」と見解を述べました。
一方、県連の谷口代表は、山本幹事長とともに迎える春の統一地方選挙や、県内の地方選挙で、候補者や支持者を地道に増やす決意を示し、参加者に協力を求めました。