和歌山県が主催する美術展覧会「県展」の本展が、きょう(9日)から和歌山市吹上(ふきあげ)の県立近代美術館で始まりました。
きょう午前9時半から行われた開会式では、主催者を代表して、県・美術家協会の清水達三(しみず・たつぞう)会長ら関係者がテープカットで開幕を祝いました。
今回は、洋画、日本画、書、写真、工芸、彫塑(ちょうそ)、華道の7つの部門に、366人から431点が出品され、230点が入賞や入選に輝き、7つの部門からそれぞれ最優秀賞1点が選ばれました。
去年(2018年)の11月から12月にかけて上富田町(かみとんだちょう)と新宮市(しんぐうし)、橋本市(はしもとし)ですでに地方展が開かれたあと、きょうから県立近代美術館での本展が開かれ、華道をのぞく6つの部門が県立近代美術館で、華道はホテル・アバローム紀の国の「ギャラリー龍門(りゅうもん)」で展示が行われています。
日本画家で県・美術家協会の清水会長は「全体的にスケールの大きな作品が多くてとても良い。県展のような大きな作品展が毎年開かれることが芸術家の励みになる。私も引き続き日本画の作品に力を入れたい」と感想を話していました。
県展の本展は、招待作家展とともに今月(1月)13日まで開かれています。
また16日からは、小・中学生の作品を展示する第4回「ジュニア県展」が、県展とジュニア県展の表彰式が12日の午前11時に、いずれも県立近代美術館で開かれます。