犯罪や非行の無い明るい地域づくりに貢献した個人や団体を表彰する、今年度(2015年度)の和歌山県更生保護功労者顕彰式が、きょう(28日)午後、和歌山市のホテル・グランヴィア和歌山で行われました。
これは、県・保護司会連合会や和歌山保護観察所などが主催したものです。
きょう午後2時から行われた顕彰式には、県内の保護司や更生保護女性会員、それに関係機関の代表者らが出席し、和歌山市の乾吉晴(いぬい・よしはる)さんら13人に法務大臣表彰が伝達されたのをはじめ、あわせて300人あまりに賞状や感謝状が授与されました。
また、第65回社会を明るくする運動作文コンテストの最優秀作品の発表が行われ、小学生の部の智弁学園和歌山小学校5年の上好悠芽(うえよし・ゆうめ)さんと、中学生の部の和歌山市立伏虎(ふっこ)中学校3年の田村大樹(たむら・たいき)さんが、自ら作文を朗読しました。
県・保護司会連合会の小西健之(こにし・たけゆき)会長は「犯罪件数は減少しているが再犯率が上昇している。我々更生保護関係者と地域が連携して、犯罪の無い明るい社会づくりにまい進したい」と挨拶しました。
また、和歌山保護観察所の伊藤一文(いとう・かずふみ)所長は「社会や犯罪の構造に変化はあるが、人間愛と社会奉仕の精神は不変だ」と訴えました。