和歌山県警察本部組織犯罪対策課は、覚せい剤を営利目的で譲渡、所持したとして関東地方の男2人を逮捕し、和歌山地方検察庁が起訴したときょう(7日)、発表しました。
逮捕、起訴されたのは東京都足立区の無職・中俣幸秀(なかまた・ゆきひで)被告59歳と埼玉県草加市の無職・原田正夫(はらだ・まさお)被告65歳です。
警察によりますと2人は去年9月、大阪府門真市の60代の男に宅配便を使って覚醒剤およそ50グラムを50万円で送ったほか、
原田被告はことし7月3日、ほかの男1人と共謀して乗用車や草加市内のトランクルームの中に、覚せい剤およそ1・3キロとコカインおよそ59グラムを所持していたとされています。
押収された覚せい剤は末端価格にしておよそ8700万円で、県警によりますと押収量は和歌山県警史上最多ということです。
去年4月、大阪市内の40代の女が覚せい剤取締法違反の疑いで和歌山北警察署に逮捕され、入手ルートを調べていたところ、女が大阪府門真市の男から入手したことがわかり、さらにこの男が中俣被告と原田被告から覚せい剤を送ってもらったと自供したことから2人を逮捕しました。
2人は警察などの調べに対し、容疑を否認していているということです。