きょう(18日)昼すぎ「県民文化会館と県立近代美術館を爆破するという手紙が寄せられた」と新聞社から警察に通報があり、県民文化会館と県立近代美術館では午後1時すぎから使用を中止し、利用していた人たちを外に避難させる騒ぎとなりました。
和歌山県警察本部の捜査一課によりますと、きょう午後0時半ごろ、新聞社から警察に「県民文化会館と県立近代美術館を爆破するという手紙が届いた」という通報があり、警察は、県を通じてそれぞれの施設の来場者に避難するよう指示するとともに、警察官を出して不審物の捜索を行いました。
このうち県民文化会館では、館内放送で来場者に避難を呼びかけ、展覧会や講演会、会議などで訪れていた人たちが外に避難しました。
避難は10分ほどで完了し、一時100人以上が会館の前で待機しました。
講演会に来ていた和歌山市の女性3人は「はじめは爆破予告とは告げられず、とにかく外へ逃げるよう放送があり、途中で爆破予告があったとわかりました。講演を楽しみにしていたのに残念です」と驚いた様子で話していました。
一方、県立近代美術館でも、きょう予定されていた美術展の内覧会の開始時間が遅れました。
警察によりますと、これまでに爆発物などの不審物は見つかっていないということです。