「有田みかん」のふるさと・JAありだの共同選果場で、きょう(26日)ことし(2016年)収穫された極早生(ごくわせ)の温州みかんが初めて選別され、出荷されました。
有田市・千田(ちだ)にあるJAありだの共同選果場では、きょう午前8時から、みかんの選果と箱詰め作業が行われ、地元の主婦ら40人が30軒の農家から集まったおよそ10トンのみかんに傷がないかなどを手作業で確認し、機械で段ボール箱に詰めていきました。
屋外で育てられた極早生のみかんは、10月ごろが食べ頃で、果肉が包まれている袋が薄く食べやすいのが特徴です。JAありだ共選の谷野慎(たにの・しん)さんによりますと、今月、和歌山県に上陸した台風16号の影響はそれほど大きくなく、例年並みの収穫量を見込んでいるということで、「順調に美味しいみかんに仕上がっているのでたくさんの人に食べてほしい」と話しています。
きょう梱包されたみかんは、あす(27日)大阪中央卸売市場で競り(せり)にかけられ初売りされるほか、これから10月下旬ごろまでに、およそ3000トンが出荷され全国のスーパーや量販店に並ぶということです。