世界遺産への追加登録が予定されている、新宮市(しんぐうし)の阿須賀(あすか)神社の御正体(みしょうたい)を研究している大学教授の講演会が、あす(27日)新宮商工会議所で開かれます。
これは、新宮市教育委員会と熊野学研究委員会が主催するものです。
講師は、東京の立正(りっしょう)大学教授で考古学者の時枝務(ときえだ・つとむ)さんです。
2007年から毎年研究のため新宮市を訪れている時枝さんは、大威徳明王(だいいとくみょうおう)や薬師如来(やくしにょらい)、観音菩薩(かんのんぼさつ)など、さまざまな仏が表現された御正体から中世の人々がどのようなことを祈願していたのか、熊野信仰を巡る歴史の奥深さについて、自身の調査成果をもとに講演します。
この講演会はあす午後2時から3時半まで、新宮市井の沢(いのさわ)の新宮商工会議所で開かれます。入場は無料です。