台風11号の影響で一部区間で不通となっているJR紀勢線が、全線で運転を再開されるのは、今月(7月)末ごろになることがわかりました。
紀勢線は、台風11号の影響で、広川ビーチ駅と紀伊由良駅の間で線路脇の山が崩れ、土砂で線路が覆われたため、この区間で列車の運行ができなくなっていて、箕島駅と御坊駅間でバスによる代替輸送をしています。
JR西日本は、現場の土砂を取り除くなど復旧作業を急いでいますが、復旧のメドは立っていませんでした。
こうした中、JR西日本和歌山支社は、きょう(20日)全線での運転再開が今月末頃になるとの見通しを示し、これに合わせて海南駅より南の区間で運転を見合わせている特急くろしおをこれまで通り全線で運転することにしています。
JR西日本和歌山支社では、「全線での運転再開後の夏休みやお盆休みなどには是非くろしお号を利用して欲しい」と呼びかけています。