ことし3月、有田市(ありだし)の市道でミニバイクの女性がひき逃げされた事件で、有田警察署はこれまでに20歳の男と身代わり出頭していた38歳の男を相次いで逮捕しましたが、その後の捜査で、ひき逃げした男の母親も身代わりをそそのかしたとして、きょう(12日)犯人隠避教唆(いんぴきょうさ)の疑いで、逮捕されました。
有田警察署によりますと、住所不定で警備員の狗巻奈美江(いぬまき・なみえ)容疑者47歳は、3月19日の午後2時過ぎ、有田市星尾(ほしお)の市道で、長男の将一(しょういち)容疑者20歳がミニバイクの66歳の女性をひき逃げしたことを知りながら、将一容疑者と同居している警備員の齋藤和幸(さいとう・かずゆき)容疑者38歳に身代わりで出頭するようそそのかした犯人隠避教唆の疑いです。
警察の調べに対して、奈美江容疑者は容疑を認めているほか、逮捕当初はひき逃げを否認していた将一容疑者もその後の警察の調べに対して容疑を認め、齋藤容疑者も身代わり出頭の容疑を認めているということです。