この春から高校に変更される紀美野町の、りら創造芸術高等専修学校、通称「りら」で、きのう(3/13)、専修学校としては最後の卒業式が行われ、11人が新たなステージへ巣立っていきました。
![卒業式の様子(2016年3月13日・りら体育館で)](http://wbs.co.jp/news/wp/wp-content/uploads/2016/03/DSC05367-400x300.jpg)
卒業式の様子(2016年3月13日・りら体育館で)
「りら」は、9年前に紀美野町真国宮に開校した高等専修学校で、日本舞踊などの伝統文化をはじめ、ダンスや音楽制作、演劇の技術を学ぶとともに、高校卒業の資格を得ることもできますが、来(4)月からは、高校に認可される見通しとなり、りら創造芸術高校として再出発することになっています。
高等専修学校としては最後となったきのうの卒業式では、演劇や司会、ダンスや音楽で、この3年間、頑張った7期生の11人の卒業生を、山上範子(やまがみ・のりこ)校長が1人ずつ紹介し、大学進学などを決めた、それぞれの生徒が、いまの思いを語りました。
![思い出を語る生徒](http://wbs.co.jp/news/wp/wp-content/uploads/2016/03/DSC05378-400x300.jpg)
思い出を語る生徒
この春から社会人となる女子生徒は、「きのうまで会社の新人研修に参加しましたが、大きな声で挨拶をすることなど、りらで学んだことを研修でも教えられました。3年間、本当にありがとうございました」と話していました。
「りら」の山上校長は、「7期生は、高等専修学校として最後の卒業生であることを自覚し、節目をきちんと終えてくれました。高校になっても、これまで通り、地域、学校、保護者の3者で生徒を社会に送り出していく連携プレーを大切にしたい」と話していました。