大阪府茨木市の楽器店が、若手演奏家の活躍の場を増やそうと、オーケストラを立ち上げ、今月(3月)4日に、初めての定期演奏会を大阪市内で開きます。
演奏会を開くのは、「アマービレフィルハーモニー管弦楽団」で、メンバーには、橋本市出身のチェロ奏者、山岸亜友美(やまぎし・あゆみ)さん26歳ら、和歌山県出身者も含まれています。
オーケストラは、去年(2015年)7月に発足し、20代から30代を中心にしたおよそ30人で構成され、多くのメンバーは普段、各地のコンサートへの出演や音楽教室の講師を仕事としています。
日本オーケストラ連盟によりますと、楽器店が本格的なオーケストラを立ち上げるのは珍しいということです。
定期演奏会の事務作業にも取り組んだチェロの山岸さんは、「うまさだけではなく、若者ならではの熱い思いもお客さんに届けたい」と意気込んでいます。
初の定期演奏会は、今月4日午後7時から、大阪市中央区の「いずみホール」で開かれ、ベートーベンのピアノ協奏曲「皇帝」や、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」などを披露することにしています。