ことしから放送が始まっているNHKの大河ドラマ「真田丸」にあわせて、きょう(1日)から、JR和歌山線などで「真田丸」のラッピング列車の運行が始まり、JR橋本駅で出発式が行われました。
ラッピング列車は、上りの王寺方面に真田信繁(幸村)役の堺雅人(さかい・まさと)さんなど出演者の写真が、また下りの和歌山方面には、九度山町の真田庵など真田ゆかりの地の写真と真田の敵方である紀州徳川家ゆかりの地の写真がラッピングされていて、ドラマだけでなく、和歌山県内の観光地の案内にも一役買うデザインとなっています。
きょう、JR橋本駅で行われたセレモニーにはJR西日本和歌山支社の川井正(かわい・ただし)支社長や橋本市の平木哲朗(ひらき・てつろう)市長、それに九度山町の岡本章(おかもと・あきら)町長らが出席しました。
セレモニーで川井支社長は「ことし1年、伊都・橋本地域に光を当て、住んで良し、訪れて良し、働いて良しの三方良しにエリアにしていくべく微力ながらやることをしていきたい」と述べました。
また、平木市長は「去年から高野山の開創1200年、紀の国わかやま国体、そして今年の真田丸と伊都・橋本地域が非常に注目を集めていると感じています。地域が発展していくような取り組みをしていこうと考えている」と話していました。
このあと、九度山手作り甲冑隊「真田隊」のメンバーが鉄砲に見立てたクラッカーを鳴らし、平木市長が出発進行の合図を出して電車は出発していきました。
JR西日本和歌山支社によりますと真田丸のラッピング列車は1編成2両のみで、和歌山市から奈良までの間を運行します。
また、大阪環状線でも真田丸をデザインしたラッピング列車が今月15日から運行を開始する予定です。