和歌山市を営業エリアとするJAわかやまは、新型コロナウイルスで生活に不安を抱える和歌山大学の学生を支援しようと、きょう(6日)和歌山市で採れた米を300人あまりの学生にプレゼントしました。
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女子学生に米を手渡すJAわかやまの板東組合長(右)(7月6日・和歌山大学)
JAわかやまは和歌山大学と共同で食と農業の研究や寄付講座を開くなど、およそ10年にわたって連携を深めていて、新型コロナウイルス感染症の影響で生活や学業に不安を抱える学生を食で支援しようと、農薬や化学肥料を半分以下に減らして和歌山市で栽培した米「にこまる」を学生にプレゼントしたものです。
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学生にプレゼントされた「にこまる」
きょう午後、和歌山大学の学生センターで、JAわかやまの板東紀好(ばんどう・のりよし)代表理事組合長と米の生産グループの奥豊治(おく・とよじ)会長が、事前に応募した学生316人に5キログラム入りの「にこまる」を手渡しました。
学生らは「新学期のスタートが遅れたり、アルバイトが休みになったりと大変不安だったので大変有難いです。和歌山のお米を美味しく頂きます」と喜びと感謝を語りました。
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伊東学長(左から2人目)から感謝状の贈呈
JAわかやまの板東組合長は「和歌山大学との連携の中で寄付に至った。次の世代を担う学生に少しでも役立てて貰えれば」と話しています。
和歌山大学の伊東千尋(いとう・ちひろ)学長は「JAわかやまの米農家がどのような気持ちで生産しているのか、学生にはその思いを胸に勉学に励んで欲しい。大変有難い寄付を頂いた」とお礼を述べ、板東組合長と奥会長にそれぞれ感謝状を贈呈しました。