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故・杉谷昭子氏のCD売上金 後援会が和県に寄付(写真付)

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去年5月に76歳で亡くなった和歌山市出身のピアニスト、杉谷昭子(すぎたに・しょうこ)さんを支援してきた後援会のメンバーがきょう(7/3)、県庁を訪れ、仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事に杉谷さんのピアノCDの売上金を寄付しました。

杉谷さんは、日本を代表するピアニストの1人で、長年ドイツと日本を拠点に活動し、ブラームス・ピアノ独奏曲全集やベートーヴェン・ピアノ協奏曲全集などの演奏を収めたレコードや音楽CDを数多く残しました。

今回、杉谷さんを支えてきた後援会が、このCDの売上金20万円を県に寄付したもので、きょう午後、後援会のメンバーが県庁の知事室を訪れ、代表して林𠮷男(はやし・よしお)事務局長が仁坂知事に目録を手渡し、知事から感謝状を受け取りました。

目録を説明する林事務局長(左)と仁坂知事

このあとの懇談では、後援会のメンバーが杉谷さんの写真を集めたアルバムや過去のピアノリサイタルのパンフレットなどを示しながら、杉谷さんの思い出話を知事と話し合ったほか、2010年4月から4年間、杉谷さんがパーソナリティを務めた和歌山放送の番組「杉谷昭子・音楽の宝石箱」についても話題にのぼりました。

和歌山放送の番組収録風景の写真も

また、杉谷さんは、1984年から26年にわたって和歌山県内の小中学校や高校など84校を回り、学校にあるピアノで出前コンサートを行ってきた経緯があり、後援会のメンバーは、「杉谷さんのピアノを聴いた子どもたちが『あのピアノは、いつも学校の先生が使っているピアノと同じなのか』と問い質すこともあった。子どもにも音色の違いが分かったのだと思います」と話していました。

寄付された20万円の使い途について、仁坂知事は「杉谷さんの名前が残るような何かを考えたい」と話し、後援会のメンバーは、「大変ありがたい」と期待を寄せています。


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