JA全中の次の会長を決める選挙が、きょう(3日)行われ、いまの会長でJA和歌山中央会会長の中家徹(なかや・とおる)氏70歳が、JA徳島中央会会長でJA全国共済会会長の中西庄次郎(なかにし・しょうじろう)氏69歳を破って、再選を果たしました。
会長選挙には中西氏と中家氏の2人が立候補し、先月(6月)18日からきょうまで、JA全中代議員253人による投票の結果、中家氏が157票、中西氏が92票となり、中家氏の再選が決まりました。
再選を果たした中家氏は、2004年6月からJA紀南の代表理事組合長を務めたあと、2012年6月からはJA和歌山中央会などの会長を務めています。その後、2017年のJA全中の会長選挙で初当選し、8月の任期満了直前の5月末に再選を目指して立候補を表明しました。
中家氏は「農業やJAをめぐる情勢は厳しいが、不断の自己改革を進め、農業者の所得増大や農業生産の増大、地域の活性化を図るなど、農業・農村・JAの将来を切りひらくため、粉骨砕身、全力を尽くしていく」とコメントしました。
中家会長は来月(8月)の総会で正式に決まる予定で、任期は3年です。